繊維に、耳を澄ます
19 年の歩み
東京・銀座の小さな工房から始まった malarialkimberl.com は、19 年間で 35 万点以上の一着と対話してきました。数字よりも、一着一着の記憶を大切にしています。
創業からの物語
malarialkimberl.com の前身は、創業者 田中 千鶴が 2006 年に東京・銀座の路地裏で開いた小さなクリーニング工房でした。当時は「デザイナーズ衣料を安心して預けられる店」が東京にほとんどなく、着物の染み抜きを断られることも珍しくありませんでした。
私たちは「繊維の声を聴く」という理念のもと、機械に頼りすぎない手仕事のクリーニングを始めました。初年度にお預かりした点はわずか 240 点でしたが、口コミで評判が広がり、今では日本全国から宅配便で一着が届きます。
2014 年には低温アクアクリーニング専用の水槽を導入し、2018 年には皮革専用工房を増設。現在では東京・銀座本店、青山サテライト、福岡配送センターの三つの拠点で、年間 35,000 点以上を処理しています。
「機械は私たちの手助けであって、判断するのはいつも人間の目と指先です」
malarialkimberl.com 工房長 — 山本 真理
銀座本店の空気
メイン工房は銀座中央通りの一本裏通りにあります。窓からは柔らかな自然光が差し込み、湿度と温度は 22 度・55% に一定に保たれています。
壁には歴代の復元事例を記録したファイルが並び、職人が一着ごとに繊維の声を聴きながら最適な処理を選びます。香水や柔軟剤の匂いを抑えた、繊維そのものの香りがする空間です。
- 銀座本店 — 集配・染み抜き・主洗浄・仕上げ
- 青山サテライト — 皮革・起毛革専用工房
- 福岡配送センター — 全国宅配の中継拠点
- 24 時間稼働の低温保管庫 — 繊細な繊維のために
16 名の専属マイスター一着に一人のマイスターが寄り添います
malarialkimberl.com の工房では、繊維との対話が最も大切な工程だと考えています。ここでは、その中心にいるスタッフをご紹介します。
田中 千鶴 — 創業者 / 総括マイスター
和装文化に精通。創業 19 年、すべての最終判断を担う。
山本 真理 — 工房長 / アクアマイスター
シルク・レコード繊維の低温処理を中心に担当。
小林 健 — 染み抜きマイスター
ワイン・インク・皮脂など、難解な染みの解析を担当。
佐藤 裕子 — 皮革マイスター
スムース・スエード・爬虫類皮革の乳化保湿処理を担当。
吉田 涼平 — 仕上げマイスター
シルダーボードと手プレスの技術で、生地の艶を取り戻す。
鈴木 真希 — 集配コーディネーター
東京 23 区の出張集荷と全国宅配便の手配を担当。
三つの指針業界基準と地域社会への取り組み
東京クリーニング生活衛生同業組合の組合員として、繊維処理に関する日本の公的基準に準拠しています。
JIS L 0217 準拠
JIS 繊維表示記号の基準日本工業規格が定める繊維表示記号の意味を熟知し、表示タグに従って処理方法を選択しています。
東京都生活衛生同業組合
東京都クリーニング組合員東京のクリーニング生活衛生同業組合に加盟し、衛生管理と処理技術の継続的な改善に取り組んでいます。
地域社会への取り組み
銀座エリアへの還元月に一度、着物の無料相談会を銀座本店で開き、地域のみなさまの衣生活のご相談に応じています。